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Title

Artist

Label&Number

Year

Refleksi Zainal Abidin

Zainal Abidin Warner Music(Malaysia) 3984-2940-1~2 1999
THE FRAGILE  halo fourteen Nine Inch Nails Nothing Records 0694904732 1999

Waterfall Cities

Ozric Tentacles Phoenix Rising 2005 1999

BBC ON THE AIR LIVE 1975

JEFF BECK Bootleg ----

Burning Bridges

Arch Enemy Savage Messiah
(Toys Factory TFCK-87184)
1999

Crossing The Rubicon

Armageddon War Music
(Toys Factory TFCK-87103)
1997

Ananda Shankar

Ananda Shankar Reprise 9362472632 1998(1970)

Slide City

Rob Ickes Rounder Records
Rounder CD 0452

1999

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Next Issueforeward.gif (849 バイト)


Refleksi Zainal Abidin(Warner Music(Malaysia) 3984-2940-1~2Go To Index
Malaysiaのシンガー、ザイナル・アビィディンのベストアルバム。80年代にはディック・リーと比較されて語られることも多かったように思いますが、ご両人とも最近の活動はかつてほどではないのか、それほど話題になるこもなくなっています。今まで気にはなっていたんですが、マレーシアの音楽が今ひとつ肌に合わない(暑苦しいバラードなどが苦手。)ため、シーラ・マジッド以外殆ど手を出していません。今回初めて聞いてみて、ちょっと迂闊だったと反省しました。これ、中々いいです。予想していたよりずっと演奏がしっかりしているし、いいアレンジがされています。リズムセクションもタイトだし、何より中近東風、インド風な音を取り入れつつも、マレーシアのポップスに私が感じる緩さとか暑苦しさもあって、どちらかというと優等生的で、よくできてはいるけど冷たい感じもするディック・リーより好きになれそう。

THE FRAGILE  halo fourteen(Nothing Records 0694904732)Go To Index
インダストリアル、っていうんでしょうか。機械的リズムにディストーションが目一杯かかったギターが荒れ狂うかと思うと、次の瞬間には静かな世界になったりと、中々聞かせどころを心得た音作り。しかし、基本にあるのははやはり機械的なリズム。2枚組みですが、一気に聞けてしまいます。どの曲がベストトラックというのではなく、全体的な流れで聞かせるタイプか? 聞きようによってはプログレ、クリムゾンのメタルな部分とひねたポップさに通じるものを感じます。その方面の音が好きな方も一度試聴の価値はあります。来年早々に来日。詳しくは、こちら
Sound Sample

Waterfall Cities(Phoenix Rising 2005)Go To Index
このバンド、最近中々順調なペースで新譜がリリースされます。レーベルも遂に自主制作 Dove Tail を離れたいみたいですね。で、内容は……。まあ、相変わらずの路線と言ってしまえばそれまでですが、ここのところギターに比べキーボードの比重が大きくなっていて、曲調もアンサンブル重視路線になっていたために、かつての疾走感や清涼感が若干弱まった感がありました。が、今回は久しぶりにギターが活躍。もちろんシンセも大活躍します。アンサンブル的にも中々いいまとまりを見せていて、かつての疾走感や清涼感も復活し、快作となりました。音質的にも良くなっています。
Sound Sample




UPP Cover Image

BBC On The Air(Bootleg)Go To Index
これは75年BBCの番組で、観客のいないスタジオライブという感じ。まず驚いたのがバックのミュージシャン。UPPです! ベックが1stアルバムをプロデュースしている、元ヤードバーズのローディー達のバンドで、長い間日本盤は未発売でしたが、現在ではCDがリリースされています。このバンド、元々トリオ構成でギタリストがいないため1stでは全曲ベックがギターを弾いていたわけですが、こうしてみると当時バックバンドとして活動していたのかもしれません。1曲目はUPPの1stアルバムから Get Down In The Dirt、その後司会者が登場し、使用している機材について質問します。使っているお馴染み黒のレスポールのピックアップやスイッチ類の説明から始まり、エフェクター(ブースターとクライベイビー、ボリュームペダル)の説明から模範演奏、それからアンプ(アンペグ)の説明とフィードバックの実演それから問題のボイスモジュレーターへと説明は進みます。ベックはこれを「バッグ」だと説明し、司会者が「ただのバッグ?」と聞くと「そただのバッグ」と答えるのが笑えます。もちろん模範演奏つきです。2曲目は、She's a Woman の Funk アレンジ。こうしてみると、中々いいバンドで、リズムセクションとしても、かなりのものだと思います。プロモーション次第ではもっと売れたのかも。ただ、この時代このテのバンドでは、アベレージホワイトが人気あったし、どうしても比較されましたから。たった10分のビデオですが、そのレア度といい、価値は十分あります。

Burning Bridges(Reprise 9362472632)Go To Index
こちらは、デスメタル(メロディックデスというらしい)。前作も紹介しましたが、今回は全体のサウンドは更にヘビーに、ギターは更にメロディアスに、部分的にはポップにさえなっていて、しっかり進化しているのがいい。特に、スローな曲をデス声で歌い、ストリングス風のシンセが加わり、いわゆるプログレ風な音を聞かせるアルバムタイトル曲などは素晴らしい。他のバンドとは別格。ヘビーなサウンドの連続でもかったるくならないのは、ドライブ感があり、ハードとメローのサウンドの変化とバランスの取り方が絶妙なため。ふと気づくと、これの緊張感はかつて、ワタシが70年代プログレに求めていたものの、1部分のような気がします。このバンドというか Amott兄弟からは目が離せません。お勧め。
Sound Sample 

Crossing The Rubicon(Reprise 9362472632)Go To Index
最近パソ通(死語)仲間の影響で、この世界に足を踏み入れました。最初は、物珍しさで聞いていたところもありますが、段々ハマってきています。これは、前作も紹介した Arc Enemy の兄弟ツインギタリストの弟の方 Christopher Amott のバンドです。当然音的にも似ている部分はありますが、 Arc Enemy がヘビーな曲にデス声+歌謡曲的にメロディアスなツインリードが特徴なのに対して、こちらは少し軽めの曲に、デス声ではないハスキーなボーカルとスムーズではあるけど、メローに流れないギターの組合せ。最近やっとこの辺の違い、このジャンルにおけるボーカルのうまさというものが判ってきました。車載する場合はアクセルの踏み過ぎに要注意なアルバム。

Ananda Shankar(Reprise 9362472632)Go To Index
1970年リリースの Sitar 奏者のアルバム。といっても、ここで演奏されているのは Jumpin' Jack Flash や Light My Fire などカバー曲を含む、Rock/Popsです。バックは、Drums,Bass,Guitar,Keyboards,Moog,Tablaで予想以上にしっかりした演奏。既成曲のアレンジも個性的。単にメロディーを奏でるだけではなく、アドリブ的に弾きまくる部分もあって聞き応え十分。ミニムーグの使い方も中々小技が効いているし、70年代風サウンドが復活している今、このアルバムがCD化されたのはちょうどいいタイミングでしょう。PsycheかつLove&Peace(爆死語)な1枚。お勧め。

Slide City(Rounder CD 0452)Go To Index
ドブロのアルバムです。ドブロというと、カントリー、ブルースというイメージでしたが、このアルバムでは自作曲に加えハービー・ハンコック、ウィンウッド、アール・クルー、マイルス、ラリー・カールトンなど、とにかくジャンルも多彩なら、演奏スタイルもさまざま。特に4ビートにのせて弾きまくるドブロは痛快。ジャケットのイメージとダブる都会派ドブロとでもいうか、泥臭さというのは殆どなく、スピード感とテクニックに聞き惚れた1枚でした。
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email:katsuya@suehira.com   Music Junkbox Top Page