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Now Hear This!


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 Title  Artist  Label&Number  Year
 DAKOTA MOON DAKOTA MOON   ELEKTRA ENTERTAINMENT GROUP 7559-62163-2  1998
 Mantra III  Spiritual Beggars  Music For Nations CDMFN 231  1998
 Let It Come Down  James Iha  Virgine(Hut Recordings) CDHUT 47  1997
 Live At Milell's New York  John Tropea  VIDEOARTS MUSIC VACZ-1031  1994
 Christmas In BALI  V.A.  Cakrawala Musik CMNP-223  1996
 Tubthumper  Chumbawamba  EMI ELECTROLA 7243 8 59455 2 6  1997
 The Angels' Share  Robin Laing  Greentrax Records CDTRAX 137  1997
 Saxophone  Kadri Gopalnath  Super Audio(Madras) CD SA-002  ????
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DAKOTA MOON(ELEKTRA ENTERTAINMENT GROUP 7559-62163-2)Go To Index
アフリカンアメリカンのコーラスグループ、というと山ほど同類のものはありそうですが、この連中はちょっと違います。演奏部分はアコースティックギターのカッティングをメインにベース、ドラムス、ハモンド等が加わった中々さわやかな音。なぜか今まで私の耳にまで届いてこなかった種類の音で新鮮です。1曲目などはアコースティック版ドゥービーって感じだし、ボニー・レイット風のものもあります。今の季節晴れた日にぴったり。もちろん車載にも最適。ジャケットを見て敬遠した人も買ってみて下さい。
Sound Sample はこちら。

Mantra III(Music For Nations CDMFN 231)Go To Index
Swedenの新バンド。写真を見ると全員若そうなのに出てくる音は70年代風で、 Deep Purple Uriah Heep Black Sabbath Jimi Hendrix の影響を強く受けたサウンド。オーバードライブしたハモンドやメロトロンが更にその印象を強くします。ジャケットも何となく70年代風、中ジャケにはサイケっぽさも漂うどぎつい色使い。最近この国からは軽いポップ系の音が多く紹介されていますが、こんなバンドもあるんですねぇ。ギターの Michael Amott はデスメタルバンドのカーカスの元ギタリスト。何でもマイケル&クリストファー・アモットの兄弟でアークエネミーってバンドをやってるとか。

Let It Come Down(Virgine(Hut Recordings) CDHUT 47)Go To Index
Smashing Pumpkins のギタリストのソロアルバム。バンドの方は1stしか聴いてないので現在のバンドの音との関係はわかりませんが、予想とは全く違ってジャケットの写真のイメージそのもの。ストリングスも含むアコースティックな、ちょっとはにかんだ感じの音。70年代のSSWにも通じるものがあります。ボーカルも中々しっかりしていて小粒ながらいいアルバムに仕上がっています。今後も注目していたい。

Live At Milell's New York(VIDEOARTS MUSIC VACZ-1031)Go To Index
フュージョンっていうものから当分遠ざかってましたが、この人の新譜がディスプレイされているのを見かけたので、どんなCDがあるのかコーナーを覗いてみたら、こんなものがリリースされていました。このライブが録音された1980年といえば多分いちばん元気よかった頃じゃないでしょうか? 出てくる音も「単なる職人の仕事」と言ってしまえばおしまいだけど、それこそ一流の職人達の確かな技に支えられたタイトな音は迫力あります。スタジオ盤からは想像しなかったハードでスリルのあるギターも聴かせます。これはちょっとした拾いものをした気分。オープニングのジョン・ベルーシのMCも聞きもの。

Christmas In BALI(Cakrawala Musik CMNP-223 )Go To Index
タイトルから判るとおり、インドネシアはバリ島の KESIUT 村で現地ミュージシャン、楽器により録音されたクリスマスソング集。おなじみの曲が演奏されています。一口に楽器といっても、それぞれ固有の音階がありますから中にはよく聴かないと曲が判らないものもあります。しかし、ここには冬の寒々とした雰囲気はなく、楽器の音色とともにのんびりとしたほのぼの感が漂って、独特の雰囲気。たまには変わったクリスマスソングはいかがでしょう? これは輸入盤をメタカンパニーという会社が発売しているものなので比較的簡単に入手できるのではないかと思います。

Tubthumpe(EMI ELECTROLA 7243 8 59455 2 6)Go To Index
試聴して面白そうだったので買ってみた1枚。ディストーションが効いたギター、まるでトラッドグループを思わせるようなコーラスハーモニー、ラテンっぽいホーンやパーカッション、打ち込み、ジャズっぽい演奏、それぞれの雰囲気を持つ曲が1枚のアルバムに収録されている、というのならありきたりですが、1曲に凝縮されてるとしたら? というのがこのアルバムです。曲調がころころ変わります。確かに面白いけど、アルバム1枚聴くと何となくパターンが見えてくる面も。カラフルな曲が多いのに聴き終わって印象が薄いのはそのせい? キャリアはかなり長いらしくオフィシャル、アンオフィシャルなサイトがいくつかあります。

The Angels' Share(Greentrax Records CDTRAX 137)Go To Index
Whisky に関する歌ばかりを集めた、Scotland は Robin Laing のアルバムで、太くて柔らかい声によるギター弾き語りをメインに、チェロやフィドルを加えた穏やかで暖かみのある、ジャケットのイメージそのままのサウンド。これからの季節にはぴったりです。トラフィックのバージョンでも知られている John Barleycorn が、ここではウィスキーの歌として歌われていますが、メロディーも違っていたりなかなか興味深い。

Saxophone(Super Audio(Madras) CD SA-002)Go To Index
India のサック奏者のアルバム。タブラに似た音を出す複数のパーカッションとタンブーラに似た音の弦楽器をバックに、サックスとバイオリンがある時は掛け合い、ある時は競い合いっていう感じで中々スリルのある演奏を繰り広げます。それにしても、こういう音楽のスタイルは従来から多くあるのかどうか知りませんが、初めて聴きました。面白い。まるでインド古来の楽器のように独特のフレーズに溶け込んでいます。1曲が10分程度と長いものの全く退屈しません。通販リストには「サックスはまるでアルバート・アイラーが乗り移ったようだ」云々のコメントがついていました。音が想像できる方はいらっしゃるでしょうか?