Now Hear This!
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Title | Artist | Label&Number | Year |
Curious Corn | Ozric Tentacles | Snapper Music SMACD 502 | 1997 |
project pollen | project pollen | Sideburn Recordings SB005 | 1997 |
UNIQUE | UNIQUE | Music Movement International MM9601 | 1996 |
Th@nks 2:/Fr@n.k | :/w@r.ren.CUUCc.o.ruLLO | Imago Recording Company 72782-23002-2 | 1996 |
Walking Wounded | Virgin Records 7243 8 41698 2 4 | 1996 | |
小魔女的魔法書・第1輯 | 范曉萱 | Decca Taiwan 70077 | 1996 |
The Mommy Heads | The Mommy Heads | Geffen Records DGCD-25129 | 1997 |
surfaceing | Sarah Mclachlan | Arista Records 07822-18970-2 | 1997 |
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Curious Corn(Snapper Music SMACD 502)Go To Index | |
新譜がやっと手に入りました。今までCD番号が連番で前作がCD-8だったので、CD-9かと思ったら、自主制作レーベル DOVETAIL ではありません。メンバーは従来どおりで、サウンド的には前々作辺りからの路線上にあって、それ以前の疾走するギターをメインにした勢いのサウンドから、アンサンブル重視の路線を更に進めた感じ。アナログシンセの音も益々カラフルになっているし曲も練られている反面、あの疾走感が減少した感じ。とは言っても、85年頃のデビュー当時から殆ど変わらないスタイルでありながら、毎回新鮮味があるのはさすが。ひょっとしたら、このバンド、同じメンバーで同じサウンドを10年後、20年後も演奏し続けてるんじゃないだろうか? |
project pollen(Sideburn Recordings SB005)Go To Index | |
実は、このテの音には全くと言っていいくらい弱いので、かなり外したコメントであるかもしません。スタジオミュージシャン、Steve Greenwell と Ron Paul がメインのプロジェクトで、私の知る限りの音楽で表現すれば、クラブミュージックをベースにしたモンドミュージックにサイケデリックな味付けをした。って感じでしょうか。当然というか、部屋にじっと座って聴いても余り面白くありませんが、車の中で聴くとなかなか気持ちよく走れます。こういうタイプの音楽は実際にはありふれているくらい多いのかもしれない、いや、多いのでしょうが、初めて聞くとなかなか面白い。飲んでる時にこういうのがかかっていると気持ちよく酔っぱらえそう。 Index でリンクしているサイトはまだ工事中です。 |
UNIQUE(Music Movement International MM9601)Go To Index | |
Hong Kong のシンガー UNIQUE のジャズスタンダード集。というだけなら、別に採り上げるほどのものでもないんですが、全曲オリジナル中国語歌詞(広東語?)というのが興味深い。裏側のジャケットには香港首位爵士樂女歌手 李安[王其]([]内2文字でひと文字)と書いてあり、これが本名か。例えば、愛還是不敢(バードランドの子守歌)、痴迷(ミスティ)、起程(A列車で行こう)、夜半情牽(Round Midnight)、我的愛(My Funny Valentine)といった具合。拍手が入るライブ風ではあるけどレコーディングのための少人数の客がいる小さいホールで録音されたような独特のホールトーン。いかにもスタンダードジャズという演奏をするコンボ(ピアノ、ベース、ドラムス、ギター)だが特に面白みがなく、ボーカルも下手というわけではないが可もなく不可もなくといった感じなのが残念。 |
Th@nks 2:/Fr@n.k(Imago Recording Company 72782-23002-2)Go To Index | |
元 Frank Zappa バンド、現Duran Duranのギタリスト、ウォーレン・ククルロのソロ。同じくザッパバンド出身のスティーヴ・ヴァイとは対局にあるような、トリオ構成でストレートな音だけど、それなりに仕掛けのある音でスリルは十分。スタイル的には古い感じだけど、これは某ザッパファンに言わせると意図的なものではないかと。11曲目のアルバムタイトル曲はライブ。「ザッパが乗り移ったような」(某ザッパファン)ギター。ということらしい(実はそこまでザッパは聴いてないので判らない。)が、それを抜きにしても、すばらしい。今年リリースされた新譜(実は録音は古い。)も買ってみましたが、こちらはギターだけで録音されたもので、ちょっと期待はずれ。 CDNOW で Sound Clip が聞けます。 |
Walking Wounde(Virgin Records 7243 8 41698 2 4)Go To Index | |
久しぶりに買ってみたイービ−ティージー(ジャケットにもカタカナでそう書いてある。)のアルバム。実はこれも未聴の山に埋もれていた去年のアルバムで、今までとはちょっと違ったアンビエントサウンド。でも、まあ、元々そういう素地のあった人達なので、全く違和感はありません。同じアンビエントとはいっても、ビヨークとは違いポップさもある暖かい音に仕上がっているのが、いかにも彼ららしい。そのせいで、実はあまり得意でないこのテの音なのに、凄く気に入ってます。内容とは関係ないけど、裏のジャケット(というのかな。)のレーベル名のところにレコード時代、レーベルに印刷されていた「あの」2人の少女のシルエットを見つけて、とても懐かしかった。CDNOW で Sound Clip が聞けます。 |
小魔女的魔法書・第1輯(Decca Taiwan 70077)Go To Index | |
以前紹介した「小魔女戀身舞曲第1戀 舞法無天」が面白かったので、このリミックス盤の元になったアルバムを買ってみました。なるほど、こちらは全曲オーソドックスなアレンジ、演奏です。しかし、1曲目の健康歌なんかはかなりキてますし、高見沢俊彦作曲の Secret Magic などアニメタルとまでは言わないがボトルネックギターのソロも入った結構いいアレンジで聴かせます。かつて元々ジャズシンガーでない女性が歌うジャズをキャンディージャズと呼んで一時期はやりましたが、私はそこそこ本格的なバックにアイドル声で歌う「キャンディーハードロック」なるものを提唱してきました。(笑) で、この曲などはまさにその典型といえるものです。同じ路線のものでは、「タモリの今夜は最高」で渡辺典子が歌った Bad Medicine もよかった。 |
The Mommy Heads(Geffen Records DGCD-25129)Go To Index | |
変なバンド名ですが、Don Was が共同 Produce ということと、視聴してみておもしろそうだったので買ってみました。一部アコースティックギターを導入したポップなサウンドで、Jellyfish の 1st + Posies の 1st といった感じ。悪くないですが、全体的に乾いた音とボーカルがソロ中心なのが残念。これで分厚いコーラスと、潤った感じの音になれば文句なく好みの音になりますが、そうすると全くジェリーフィッシュになってしまうかも。しかし、ドン・ウォズはなんでもありですねぇ。 |
surfaceing(Arista Records 07822-18970-2)Go To Index | |
もう1枚持ってるアルバムが1988年のデビュー作だから、およそ10年ぶりに買ったということになります。デビュー当時はちょうどエンヤが日本で注目されて始めた年でもあり、アコースティック中心、ストリングス導入など似た雰囲気もあったため比較されてしまいましたが、このアルバムではもちろんサウンドはだいぶ変わっていて、全体にシンプルでアコースティックな New Age系女性SSW風なサウンドに仕上がっています。実はあまり期待してなかったんですが、これからの季節にも合ういいアルバムでした。なお、このCDにはプロモーションビデオやインタビューの映像も収録されています。CDNOW で Sound Clip が聞けます。 |